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  • 執筆者の写真百束 比古(HYAKUSOKU HIKO)

その10 美容外科手術の実際―その基本

従来より、美容外科といえば二重術、隆鼻術、目の下のたるみとり、脂肪吸引術、豊胸術、フェイスリフトなどが定番であろう。それがレーザーなどの機器、フィラー、ボトリヌス菌毒素などが開発されて、切らない美容医療が発展してきた。私は古いのかも知れないが長持ちするのはやはり切る美容医療すなわち美容外科手術であると思っている。とくに高齢化社会の到来において、高齢女性が満足を得る治療は美容外科手術であると確信している。ここでは、私の嘗て行ってきた美容外科手術と最近は弟子にやってもらっているがデザインなどの指導で参加している基本的な美容外科手術について述べる。


1. 重瞼術

東洋人に多い一重瞼を二重にする手術で、瞼をほとんど切開しない埋没法と、切開する切開法とがある。


交通事故で受傷した顔面外傷。

       手術前。             重瞼術も駆使して治療した手術後。


1 隆鼻術

鼻を高くする方法には、大別して固形シリコンのプロテーゼを入れる方法と、ヒアルロン酸などのフィラーを注入する方法がある。

前者は鼻の孔の天井の部分を少し切ってそこから鋏を入れてポケットの作りそこへプロテーゼを挿入する。後者は注射器で注入する。リスクを挙げると、前者ではプロテーゼが皮膚に異物反応や感染による潰瘍を作って取り出さないとならなくなることがある。後者では稀に注入時に眼動脈に注入し失明することがある。また、非吸収性の異物は変形しても治せないので使うべきではない。 多くの後遺症例を見てきた私の意見としては、固形のプロテーゼによる隆鼻術を推奨する。

固形シリコンのプロテーゼによる隆鼻術の例 

隆鼻前


隆鼻後

1. 隆鼻術

鼻を高くする方法には、大別して固形シリコンのプロテーゼを入れる方法と、ヒアルロン酸などのフィラーを注入する方法がある。

前者は鼻の孔の天井の部分を少し切ってそこから鋏を入れてポケットの作りそこへプロテーゼを挿入する。後者は注射器で注入する。リスクを挙げると、前者ではプロテーゼが皮膚に異物反応や感染による潰瘍を作って取り出さないとならなくなることがある。後者では稀に注入時に眼動脈に注入し失明することがある。また、非吸収性の異物は変形しても治せないので使うべきではない。 多くの後遺症例を見てきた私の意見としては、固形のプロテーゼによる隆鼻術を推奨する。

固形シリコンのプロテーゼによる隆鼻術の例。

左;隆鼻前。   右:隆鼻後


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