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  • 執筆者の写真百束 比古(HYAKUSOKU HIKO)

その15  豊胸術術後障害の乳房再建術

昔の豊胸術後遺症症例には、乳癌に準ずるような再建を要するものがある。即ち、異物の摘除により乳房の変形や萎縮が生じ、再建を余儀なくされることがある。その場合の私の再建方法はやはり遊離腹直筋皮弁であるが、両側の再建を同時に施行しなければならないので、腹直筋皮弁を分割して2つにする。それをマイクロサージャリーで移植し表皮を剥奪するのであるから、時間も倍かかる大変な手術となる。

20年前のシリコンバッグ埋入による豊胸術でsるが、徐々に乳房が変形し異物肉芽腫も発生してシコリが複数ある状態。



手術前の状態。



両側分割遊離腹直筋皮弁をデザインした。



再建後半年の状態。インプラントは不使用。尚この女性は73歳である。



左:同じ患者の古いシリコンバッグは外殻が融解していた。右:皮弁の皮膚を剥奪する。



別の症例。両側の豊胸術後の乳房下垂。



乳房縮小術の併用をデザインする。



シリコンバッグは除去し再建手術後半年のっ状態。



次回は、切らない美容医療、レーザー治療の基本について述べる。


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